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日本の高齢者の介護問題と介護保険 : 介護者と被介護者(高齢者)双方の幸福を求めて
https://dcu.repo.nii.ac.jp/records/117
https://dcu.repo.nii.ac.jp/records/117810de2d4-4353-4a0d-a537-e35d8b1e71d7
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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本文(PDF) (1.3 MB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2013-02-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 日本の高齢者の介護問題と介護保険 : 介護者と被介護者(高齢者)双方の幸福を求めて | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Care for the Aged and the Long-term Care Insurance System in Japan : Well-being of the Cared and the Care Givers | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 介護保険 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 家族介護 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 社会的介護 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 市民参加 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
栗木, 黛子
× 栗木, 黛子 |
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著者別名 | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 442 | |||||
姓名 | Kuriki, Taiko | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 解説 : 2000年10月28日,マレーシアペナン州で「第8回アジア4カ国女性友好交流会議」が開催された。「高齢女性の人権と介護」のテーマのもとにマレーシア,中国,韓国そして日本からの報告が行われた。私は日本代表として本年4月に発足したばかりの介護保険について報告した。「アジア4カ国女性交流会議」は神奈川県が姉妹都市であるマレーシアペナン州,中国僚寧省,韓国京畿道に呼びかけ,1993年の神奈川会議から始まったものである(担当は神奈川県県民部人権・男女共同参画課)。今年は第8回となり,4カ国を2回りしたところである。NPO組織である「かながわ女性会議」は当初から神奈川県のよびかけに応じ,会議の開催運営に協力してきた。今回,私はかなわが女性会議会員として参加したものである。今年のテーマ「高齢女性の人権と介護」に関連して,4カ国の高齢化率(65歳以上)についてみると,日本の16.2%(1998年)に比して,中国7.04%(1997年),韓国6.5%(1997年),マレーシア4.4%(1991年)である。そして高齢者に関係の深い老人保健(公的医療保険)あるいは公的年金制度は韓国が1980年代に皆保険体制(医療)を整備したところであり,他の2カ国はこれから整備を目指すというところにある。介護については家族介護がなお当たり前の状況で公的介護保険については関心は薄いようである。しかしながら3カ国とも産業の近代化はそれぞれのペースながら進行中であり,いずれは介護の社会化も社会的課題となるであろう事は明白である。こうした認識のもとに,私は2000年4月に発足したばかりの日本の公的介護保険がアジア各国の参考になるであろうと考え,制定の背景ならびに制度内容,今後の課題について報告したものである。以下はその報告文であるが,公式の報告書は英文のため,かながわ女性会議前代表房野桂氏による英訳も添付させていただいた。なお,会議での報告は時間の制約もあり,又,外国人対象という点からも簡潔なものとなった。補強の意味で注を参照いただきたい。ただし,介護保険の制度内容については文献や資料も多数出回っているので,ここでは控えることとする。要旨 : 世界の国々と同様,日本でも家族介護が長い習慣として続いて来た。高齢者は長男と同居し,長男の妻つまり嫁が舅と姑の介護をするというのが日本の特徴ということができる。しかし日本の近代化は高齢化・核家族化を進行させ,老々介護・高齢者虐待・高齢者の自殺など家族介護の破綻を物語る社会問題が多発することとなった。行政サービスも公的年金保険や老人保健制度と共に老人福祉サービスを提供してきたが,量的不足が著しく,特別養護老人ホームは2年待ちという実情であった。今年4月から実施された公的介護保険は家族介護から社会的介護への切替えを宣言したものである。(介護保険制度のしくみは略)制度としての未熟さは言うまでもないが,今後とも成熟へ向けての努力が続けられねばならない。その際,行政の取り組みだけではなく,市民と行政の連携がより大きな効果を発揮するであろう。 | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | The 21st Century is right in front of us. I hope we will be able to further advance what human beings have achieved by the 20th century and promote human well-being for all in the new century. It is needless to say that the care for the aged will be one of the most important issues worldwide with the progress of aging society. Women in particular are not only care givers in many cases but also will be among the cared when they grow old. I think it is very significant that Asian women meet together and hold a symposium like this to discuss women's well-being, especially well-being for elderly women. I would like to take this opportunity to promote friendly relations among us, though it is only for a short period of time. I would like to tell you about the present situation of the care for the aged in Japan as well as the challenges facing us. The year 2000 is a memorable year to us, for the Long-term Care Insurance System has been implemented in Japan since April, 2000. This is a public system which covers all the elderly people in Japan. I would like to elaborate on the care situation of Japanese society which has required and resulted in such care system. I hope you will understand the situation in Japan and that your understanding will contribute to promoting our friendship. | |||||
書誌情報 |
人間福祉研究 en : The human welfare review 巻 3, p. 1-18, 発行日 2000-12-30 |