@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000099, author = {松原, 多穂子}, journal = {人間福祉研究, The human welfare review}, month = {Mar}, note = {高齢期の新たな居住形態として,小人数の高齢者が一つの住宅内で,互いに支え合って共同生活をする住まい方"グループリビング"が生まれている。本研究では,今後さらに高齢化が進行し,高齢単身世帯・高齢夫婦世帯が著しく増加する中で,グループリビングという居住形態が一つの選択肢として必要とされてくるのではないかと仮定し,グループリビングの必要性を明らかにするために,グループリビングに関するアンケート調査を行った。さらに,実態調査からグループリビングを展開していく上での課題を考察した。グループリビングは,一人暮らしへの不安などといった課題解決の手段と,高齢期を豊かにするための手段という2つの側面から求められているが,今回の調査では後者を理由にグループリビングを求める傾向が強いことが明らかになった。グループリビングは,自立と相互扶助,人との交流のある豊かな生活を実現できるものとして志向されており,実態調査からも高齢期の様々な課題を解決し,個々のニーズに合わせた多様な生活を実現する可能性をもっているといえる。しかしながら,既存の福祉施策や住宅施策では,グループリビングのような住まい方へのニーズを充足することは難しい。また,経営・運営上の問題,入居者の高齢化・心身機能の低下など,グループリビングを普及・実現していく上でいくつかの課題も指摘できる。デメリットに対して,行政による資金的な支援とともに,グループリビングを推進している民間団体の支援活動が不可欠であると考える。}, pages = {81--99}, title = {高齢期における新しい居住形態の必要性とその課題 : グループリビングに関する意識調査と実態調査より}, volume = {6}, year = {2004} }