@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000070, author = {國見, 真理子}, issue = {6}, journal = {田園調布学園大学紀要}, month = {}, note = {「法教育」とは、法律専門家ではない一般の人々が、法や司法制度、これらの基礎を形成する価値を理解し、法的なものの見方・考え方を身に付けるための教育のことを指す。 学校教育の現場における「法教育」は、初等中等教育レベルでは今後本格導入される予定である。新学習指導要領の中に「法教育」を促すような要素が入ったことを受けて、小学校では2011年度、中学校は2012年度、高校は2013年度から年次進行に従って「法教育」が実施される予定である。 しかし、「法教育」は初等中等教育に限定するものではない。大学においては専門に細分化されるため、初等中等教育に比べてシステマティックに「法教育」を行うことは難しいものの、大学教育においても「法教育」は社会に有用な人材育成のために引き続き重要な役割を果たす。たとえば、福祉系の業務遂行においては、関連行政法規の理解は必要不可欠である。 このように、福祉系大学の学生にとって、基本的な法的素養を身に付けることは、福祉専門職の職務遂行上ますます重要になってきている。特に、現在のようにグローバル化が進展し、様々な人々や価値観が交錯している中、自由で公正な社会を構築していくには、異なった文化や考えを有する人々との「共存」を目指しながら、自分で物事を考えて、答えを見つけ出していける人材がますます求められているといえる。先の見えない混沌とした世の中で、若者たちの「生きる力」を支える問題解決力を養うキャリア教育としても、大学における「法教育」の拡充は、今後より一層必要となっていくだろう。}, pages = {81--93}, title = {高等教育における「法教育」に関する一考察 : 福祉系大学での実践を通じて}, year = {2011} }