@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000643, author = {馬場, 康徳}, issue = {15}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Chofu University}, month = {Mar}, note = {わが国では,高齢化が急速に進行し,今後の高齢期の生活を熟考することは,社会的な今日的課題である。本稿では,戦後の世帯構造の変化,家族規範の変化,そして高齢者自身の意識の変化という3つの観点から,高齢者の置かれている現状を概観し,高齢期のあらたな生活環境の必要性について述べることとしたい。少子高齢化と核家族化の進行という人口構造の変化は,一人暮らしあるいは夫婦のみ世帯の高齢者の増加を生み出した。次に,「家」規範から夫婦規範へという家族規範の変化は,「老親扶養」という価値観の減少へとつながり,高齢者を支えることのできるシステムづくりを社会的に行う必要性を生み出している。そして,高齢者自身の意識は,たとえ,子どもがいたとしても老後の世話を負担させたくないという意識へと変化し,高齢期の自立した生活を支える居住環境についてあらたな社会資源の必要性に繋がっているものと言える。つまり,今後のわが国における高齢者の居住問題を考えるにあたり,世帯構造や意識の変化に伴う,あらたな生活環境とも言うべき,「第3の住まい」の必要性を提起しているものといえる。}, pages = {95--112}, title = {<研究ノート>社会構造の変化が生み出す高齢期の生活}, year = {2021} }