@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000642, author = {石川, 由美}, issue = {15}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Chofu University}, month = {Mar}, note = {本稿は,ホームヘルパーに対する人材確保政策の経緯を辿り,制度的にどのように位置づけられ,量的確保と質の確保の問題がどのような特徴をもって扱われてきたのかを明らかにし,人材確保政策がホームヘルパーの専門性構築に及ぼした影響について考察した。  ホームヘルパーへの政策は量的確保が最優先され,つねに人員確保政策の中に人材育成が位置づけられてきた。そのため,人材育成は,公的制度として最低限の質を確保するための規制として存在し,ホームヘルパー全体の専門性向上を図る仕組みは作られてこなかった。また,公的責任を縮小する政策によって,労働目的が異なる人材が混在する職場となり,そのために,低コストの労働者として位置づけられ,職業集団として専門性を構築することが困難な状況が,意図的に作り上げられている。市場原理の導入により,効率性・コスト性が優先される中,ホームヘルプ労働の真の目的が歪められ,そのことが担い手の働きがいを見失しなわせるとともに,社会においてホームヘルパーの価値を低く認識させることに繋がっていることが明らかになった。}, pages = {73--93}, title = {<研究ノート>介護人材確保と専門性構築の矛盾:ホームヘルパーに対する人材確保政策の経緯から}, year = {2021} }