@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000636, author = {伊東, 正裕}, issue = {14}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Chofu University}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,対人援助者の研修におけるロール・プレイング活用の利点と,その意義を深めるための監督の心得について考察することにある。そのため児童養護施設の職員研修会でロール・プレイングを実施し,その過程を詳細に検討した。研修会では,児童養護施設でマルトリートメントが絶えない現状を踏まえ,テレビの視聴をめぐる子ども同士のトラブルや子どもの心理をどう理解したらよいのか,職員はどう対処するのが適切かを,ロール・プレイングを用いて検討した。この事例を通して,職員は子どもを力で抑え込むのではなく,話を聴こうとする態度を持つことや,過去の経験に頼らず,臨機応変な対応をすることの大切さが参加者に理解された。対人援助者の研修におけるロール・プレイング活用の利点として,単に知的な理解ではなく,体験的な理解が得られること,試行錯誤が可能であることなど4 点が挙げられた。更にロール・プレイングの監督の心得として,スーパーバイザーの指摘を参考に,テーマの設定を明確にすること,最初の場面でドラマを見る視点を提供することなど,6 項目が抽出された。最後に対人援助者の研修におけるロール・プレイングをより有意義に行うためには,実力ある監督の養成が急務であることを指摘した。}, pages = {189--200}, title = {<実践報告>対人援助者の研修におけるロール・プレイングの活用:児童養護施設職員の研修を通した一考察}, year = {2020} }