@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000605, author = {矢萩, 恭子}, issue = {12}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Chofu University}, month = {Mar}, note = {2017 年6 月,政府は「子育て安心プラン」を公表して,2020 年度末までの待機児童解消を目指した新たな計画を示した。子どもと子育てをめぐる状況は,待機児童問題をはじめ,児童相談所への虐待相談件数の急増,子どもの貧困問題など,火急的に対応すべき課題が山積しているのが現状である。そんな中,2017 年3 月告示の保育関連3 法令いずれにおいても,改訂(改定)の基本方針の一つとして「子育て支援」が掲げられ,それを踏まえて,保育士養成課程カリキュラムについても保育士養成課程等検討会による検討の整理が12 月に公表された。 本研究では,4 年制の保育者養成カリキュラムにおいて,4 年次の選択科目として開設された「子育て支援実習」の実習日誌を分析し,当該実習の体験を通じて学生に保育者の専門性がどのように養成されたかについて考察した。その結果,乳幼児の発達について,より具体的に身近に経験し,学ぶ動機付けが高まっていること(=観察力の発揮)が分かった。また,子どもの育ちを親子の関係性において捉え,保護者の視点に立って感じる感性(=保護者の思いに対する感受性)が生まれていること,保護者からの問いかけに対して,これまで学んできた専門的知識に基づいて応じようとしていること(=保護者からの質問に応じる力),保育を親子関係のみならず他の関係機関との連携・協力という視点から捉え直していることなどが,共通して見い出された。}, pages = {169--193}, title = {<研究ノート>「子育て支援実習」において養成される保育者の専門性:実習日誌の分析を通じて}, year = {2018} }