@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000602, author = {和, 秀俊}, issue = {12}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Chofu University}, month = {Mar}, note = {本研究は,事例研究を通して,自殺予防に向けた「つながり」やソーシャル・キャピタルと,それらを形成する「きっかけ」や「仕組み」を検討することを目的とする。まず,全国の中でも自殺率が高い自治体の中で,ここ数年あまり自殺率が減少していないA県,B県,C町の関係諸機関を対象としたヒアリングやインタビュー調査,その際頂いた資料,参与観察をもとに事例研究を行い,自殺予防に向けた「つながり」やソーシャル・キャピタルを検討した。その結果,多様性や主体性,本人そのものを認め,「しがらみ」が少なく,いつでも周囲と相談でき,互酬性の規範が強すぎない緩やかな「つながり」が,自殺予防に繋がる「つながり」であることがわかった。次に,A県の中でも自殺率が高いF市の総合型地域スポーツクラブであるGクラブに参加している10 名の男性高齢者を対象としたグループインタビュー,クラブスタッフへのヒアリング,A県の関係諸機関から頂いた資料をもとに事例研究を行い,自殺予防に向けた「つながり」を形成する「きっかけ」や「仕組み」を検討した。その結果,総合型地域スポーツクラブのようなアソシエーションは,スポーツによる心身の健康づくりを通して,地域の「しがらみ」が少なく本人そのものを認め,いつでも周囲と相談でき,多様で緩やかな「つながり」を主体的に構築することができるサードプレイスであり,自殺予防に向けた「きっかけ」や「仕組み」となる可能性が示された。}, pages = {117--139}, title = {<研究ノート>自殺予防における総合型地域スポーツクラブの可能性:「つながり」の視点から}, year = {2018} }