@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000056, author = {松本, 葉子}, issue = {5}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-En Chofu University}, month = {}, note = {本研究の目的は、医療ソーシャルワーカー(以下MSW)が行っているアセスメントとスキルを明らかにすることである。従来のアセスメント研究は、ニーズや問題のアセスメントに焦点が置かれており、クライエントの動機づけや問題解決能力のアセスメントについてはほとんど明らかにされてこなかった。 本研究では、ある大学病院の5人のMSWにインタビューと質問票の調査を行い、円滑に進むケースと円滑に進まないと感じたケースについて分析した。MSWはクライエントの問題解決能力の3側面(①認知とコミュニケーション、②感情、③行動)についてアセスメントし、クライエントの強み(ストレングス)を見つけ、介入していることがわかった。また、MSWは円滑に進むケースより円滑に進まないと感じるケースにスキルを多用していた。スキルについては、円滑に進むケースは「現状確認」「従来のイメージ作り」「情報提供」の3つを主に使っており、円滑に進まないと感じたケースでは、「現状確認」のスキルを使いながらクライエントの志向性をアセスメントし、幅広いスキルの活用をしていた。さらに、MSWの経験年数により、使用するスキルが異なる結果であった。 本調査からMSWは、現状確認のスキルを使用しながらクライエントの問題解決能力を多面的にアセスメントし、同時並行的にクライエントの志向性をアセスメントしていることが分かった。}, pages = {101--115}, title = {医療ソーシャルワーカーが行うアセスメントの特質に関する研究--クライエントの「動機づけ」及び「問題解決への取り組み能力」とソーシャルワークスキル活用の関係}, year = {2010} }