@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000536, author = {山崎, さゆり}, issue = {9}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Chofu University}, month = {Mar}, note = {本研究は,特別養護老人ホーム入居者が出来るだけ自由に安全に暮らすために必要な生活環境上の諸条件を明らかにするものである。本稿では,全国の特別養護老人ホームを対象とするアンケート調査の分析結果から得られた,入居者の生活環境の現状について報告する。分析対象は,110 件の施設票データであり,介護職員の配置,入居者の数や要介護度,居室タイプ等の違いによって,入居者の生活空間の現状,および日常生活の自由度に関わる要因がどのように異なるかについて分析を行った。入居者の生活空間については,入居者の居室と入居者が利用する共用空間の種類と数,および戸外空間の利用状況を対象とし,日常生活の自由度に関わる要因に関しては,各室空間の出入り口の状況,生活時間の設定,および“徘徊”の判断基準がその内容となっている。  分析の結果,居室と共用空間の数・種類については従来型・ユニット型の施設種別による違いが大きいが,戸外空間の利用に関しては介護職員の配置を始めとする多数の条件が絡みあっている可能性が高いこと。居室と階段室の出入り口の状況については,入居者自身が開閉や出入りを選択できない施設が大半となっている一方で,ユニット,バルコニー,および庭の出入り口に関して,入居者が利用を選択できる状態となっている施設がみられたことは,自由な施設空間の実現につながると言える。また,生活時間に関しては,ユニット型より従来型の施設の方が多種の時間を設定している傾向がみられ,この傾向は“徘徊”と判断する状況の項目とも関連していた。}, pages = {19--36}, title = {<研究論文>特別養護老人ホームにおける入居者の生活環境:アンケート調査結果の分析から}, year = {2015} }