@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000535, author = {和, 秀俊}, issue = {9}, journal = {田園調布学園大学紀要, Bulletin of Den-en Dhofu University}, month = {Mar}, note = {本研究では,東日本大震災の被災地支援において,被災地以外,特に首都圏にある大学の役割を,インタビュー調査と参与観察,ドキュメント分析のトライアンギュレーションを用いた事例研究によって検討した。その結果,東日本大震災の被災地支援における大学の役割は,高い専門性を発揮し災害ソーシャルワークを展開することできる高等教育機関としての役割と,継続的に学生という若いマンパワーの供給源としての役割であることがわかった。高い専門性を持つ高等教育機関においてソーシャルワーカーとして養成されている学生が,被災地において継続的に支援できることは,被災地における各時期のニーズに対応した災害ソーシャルワークの展開とソーシャルワーカーとしての成長に繋がる。したがって,大学は,まず双方の役割が連動することの意識を持ち,そしてそれを実現できる体制をつくることが,大学に求められる重要な役割である。そして,首都圏をはじめ被災地以外の大学や学生が,心身ともに疲弊している被災地の専門職や学生ができない支援を担うことは,レスパイトケアに繋がるため重要な役割となる。これらを通して,東日本大震災の被災地を復興の道へと導き,また被災地支援で培ったスキルやマインドに基づいた地元における防災や減災に取り組むことは,大学が社会に貢献する役割(Civic Engagement)に他ならず,それこそが東日本大震災の被災地支援における大学の役割であ る。}, pages = {1--17}, title = {<研究論文>東日本大震災の被災地支援における大学の役割:首都圏の大学の復興支援活動から}, year = {2015} }