@article{oai:dcu.repo.nii.ac.jp:00000138, author = {荒木, 乳根子}, journal = {人間福祉研究, The human welfare review}, month = {Dec}, note = {筆者ら(高齢者処遇研究会, 代表 : 田中荘司)は1997年に全国の介護福祉士を対象に「在宅・施設に於ける高齢者及び障害者の虐待に関する意識と実態調査」を実施した。本論はこの調査で得られた在宅における高齢者虐待事例,91事例について分析したものである。また,具体的事例も記載した。被虐待者は女性に多く,後期高齢者が7割を占め,依存度の高い者が多かった。虐待者は嫁が4割近くを占め,次いで,配偶者,息子,娘であった。被虐待者は一人平均2タイプの虐待を受けており,世話の放棄,身体的虐待,心理的虐待がともに6割近くにみられた。虐待の要因は一概に言えないが,虐待者の「介護疲れ・ストレス」および「過去からの人間関係の不和」が最も大きな要因となっていた。虐待者は虐待に関して「虐待と思っていない」ないし「仕方がない」と考えている場合が多かった。虐待の発見者はホームヘルパーが4割を占め,専門職は解決に向けて虐待者・被虐待者と話し合う,保健福祉サービスの拡充などの努力をしていた。しかし,問題解決は13.2%に止まり,解決途中を含めても半数に満たなかった。今後,在宅介護における介護負担の軽減などが求められる。}, pages = {71--96}, title = {在宅における高齢者虐待 : 1997年調査を中心に}, volume = {1}, year = {1998} }